ESE

ES-160A用ソフトウェア解説

 REV 1.11

株式会社エス・シー・アライアンス
SCAサウンドソリューションズ

 


ES-160Aのセットアップ
ES-160A Master ClockとDOS/V PC/CompatibleコンピューターをRS232Cシリアルケーブルで接続します。

PCで付属のソフトウェアを実行します。それぞれのソフトは
 ES-160Aの動作設定を行います。
 PCの時計を自動校正します。

ES-160Aは出荷時にタイムゾーンは日本、オフセットは0秒に設定されています。通常の使用であれば特に設定を行う必要はありません。衛星、または遠隔地に時刻データを送る用途ではオフセット(msec単位)を調整できます。

シリアルケーブルはES-160Aの2,3,9ピンのみを接続します。ES-185Aは他のピンをシリアル以外の用途に使用しており市販のシリアルケーブルを使用すると機器を破損する恐れがあります。

接続ケーブル ES-185A (DSUB-9M)     DOS/V (DSUB-9F)


TXD 2pin----------------2pin RXD
RXD 3pin----------------3pin THD
GND 9pin----------------5pin GND

マスター時計とPCの距離が離れている場合、複数のPCの時計を校正したい場合はPC-471カードを各PCにセットします。ES-160AのESE TIME CODE出力を各カードに分配します。

最新版のソフトが (Windows 95/NT 用ソフト含む)がインターネットによりESE社のWEBからダウンロードできます。ESEクロックが無いと動作しません。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして下さい。自動解凍されます。このファイルを置くディレクトリーは英語で8文字以内にしてください。

ダウンロードアドレス  http://www.ese-web.com/software.htm


Windows用ソフトウェア
160S32.EXEPC(Windows95 / NT)からES-160Aのセットアップを行うためのソフトです。160S32.EXEを適切なフォルダーにコピーし実行すると自動解凍します。解凍されてできたSETUPを実行すると160SET32.EXE がPCにインストールされます。

Windows 95/NT マシンのRS-232Cポートを使用してES-185Aのセットアップを行います。タイムゾーン、タイムディレー(msec単位、最大±400msec)、ケーブルディレー(アンテナケーブル長の補正)のセットを行います。

セットアップソフト画面  

  

Program Options  プログラムの動作環境を指定します。

Serial Port: PCのシリアルポート番号を指定。 
Update Period: PCの時計をアップデートする間隔。1〜9999秒。 
Enable Time Update: PCの時計をアップデートします。 
ADVANCE 10mS 時計を10msec単位で進めます。 
RETARD 10mS 時計を10msec単位で遅らせます。
ADVANCE 1H 時計を1H単位で進めます。
RETARD 1H 時計を1H単位で遅らせます。
RESTORE JUMPER SETTING 時計モードを内部のジャンパーの設定に戻します。

Master Clock Parameters

Set Time: 時刻の設定。時分秒 000000 - 235959
Set Date: 日付の設定。MMDDYY (010100 - 123199)
SMPTE Time Code SMPTEのパラメーターセット。
Auto Daylight Saving 夏時間を使用するかどうかの設定。 Day-Year 
TC Format SMPTEとTC-90の日付の表示フォーマットをMMDDYYから連続日(1-366) にします。 12 Hour Format パネルの時刻表示を12時間フォーマットにします。


MASTER32.EXEWindows95 / NT で動作するPCの時計を校正する為のソフトです。ES-160AとPCはRS-232Cで接続します。MASTER32.EXEを適切なフォルダーにコピーし実行すると自動解凍します。解凍されてできたSETUPを実行するとMC32.EXEがインストールされます。スタートメニューのプログラムからMC32.EXEを実行します。

Windows 95/NT マシンのRS-232Cポートを使用してES-160Aからの時刻でPCの時計を自動校正します。デフォルトは60秒毎に校正。秒単位で変更可能。1から9999秒。 自動時計校正ソフト画面

自動時計校正ソフト画面


DOS用ソフトウェア

160SET.EXE

ES-160Aのセットアップ このプログラムは ES-160A Master Clock の各種設定を行います。
プログラムが使用するシリアルポートのデフォルトはCOM1です。
COMポートを2に設定したい場合 160SET /2の様に書きます。

MCDOS.EXE  PC時計校正ソフト このプログラムはES-160AがサポートするESEのASCIIフォーマット"A" シリアル出力によりPCの時計と日付を校正します。
プログラムはコマンドラインまたはAUTOEXEC.BAT から実行します。
ファイルの置き場所はルートまたは参照できるパスが設定されているディレクトリーです。
プログラムが使用するシリアルポートのデフォルトはCOM1です。
COMポートを2に設定したい場合 MCDOS /2の様に書きます。

MCTSR1.COM と MCTSR2.COM

時刻校正常駐プログラム
(MCTSR1.COMはシリアルポートCOM1: MCTSR2.COM はシリアルポートCOM2:)
このプログラム はTSR (Terminate-and-Stay-Resident 常駐プログラム) で、ES-160AがサポートするESEのASCIIフォーマット"A" の信号によって常にDOS 時計の時刻を校正します。
AUTOEXEC.BAT で一度実行するだけで自動継続します。
TSRプログラムはDOS time-of-dayを同期します。日付は別です。
マザーボード上の CMOS clock は校正しません。
DOS と CMOS のclock / 日付 両方をセットするには、MCDOS.EXE を TSRプログラムより先に実行します。CMOS clock の時間情報が必要なのは、スタートアップの時にMaster Clockがアクセスできない場合だけです。
TSRプログラムは必要な場合 load high できます。
他の常駐プログラムが動作している環境ではコンフリクトしていないかどうか確認する必要があります。
あるスクリーンセーバーはシリアルポートの動作を停止します。
プログラムの動作を確認するにはDOS プロンプトでTIME と入力します。
現在と異なる時刻を入力します。数秒後TIME を再実行します。正しい時刻 (Master Clock) を表示すれば正常です。



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