Wheatstone社

ウィートストーン社はラジオ及びテレビ放送向けミキサーを世界に広く供給しているリーディングカンパニーの中でも代表的な会社のひとつです。

ウィートストーン社の24機種以上の最高性能なコンソールプロダクトラインは、世界トップクラスのメジャーステーションから、地方都市、そして小さなカレッジラジオステーションまで幅広く使われています。

ウィートストーン社の製品は3つのレンジに区分され、それぞれウィートストーン、オーディオアーツエンジニアリング及びオーディトロニクスのブランド名で製品化されています。
2004年
全製品製造終了
2004年、オーディトロニクスのブランド製品は全て製造終了となりました。
後継機種はウィートストーン及びオーディオアーツエンジニアリングブランドの製品からご選択ください。


歴史

会社は1975年アメリカ、ニューイングランドで創立されましたが、すぐにコネチカットのべサニーにある450uほどのビルに引っ越しました。 最初はマルチチャンネルのPA及びレコーディング用のミキサーとラックマウントシグナルプロセッサ機器を専門とし、当時そのS/Nの良さと低歪みには定評がありました。

80年代に入り放送機器分野へのシフトが始まり、NABに最初のラジオ用コンソールのA-500を出展しました。販売は順調に伸び会社はニューヨークのシラキュースに移転しました。ここから数年間にかけてウィートストーンは12機種以上のコンソールデザインを製品に加えています。この中にはオーディオアーツエンジニアリングラインの製品とスタジオ家具、ハードディスクストレージ製品が含まれています。

1991年には最初のテレビ放送局向けのコンソールTV-600を発表しました。1992年にはその後ラジオコンソールのフラグシップとなるA-6000コンソールを発表しています。この時にすでにミキサーの音声切り換えに電子スイッチを採用していました。この数年後に売上は現在の為替レートで約6億円程度となり、工場を二倍の大きさに拡張しています。
翌年にはデジタルオーディオラジオミキサーD-500がオーディオアーツエンジニアリングモデルに、コンピュータ制御のTV-1000とTV-80モデルがウィートストーンレンジに加わりました。

1998年、会社はノースカロライナのニューバーンにある、最新設備を持った4,600uの工場に移転しました。この新しいプラントは自動化サーフェスマウント実装ラインや金属レーザー加工マシン、塗装、シルクスクリーン、仕上げ加工などの設備、多くの自動テスト機器を備えています。

ユーザーの意見を最適に取り入れるリサーチ、企業内における回路デザイン、機構、グラフィック開発からプロトタイピング、行き届いた管理の製造ラインにより造られる製品は、顧客から高い評価と信頼を得ています。
最新の製品はD-700デジタルラジオコンソール、オーディオアーツブランドのD-70及びATC-1デジタルAESルータがあります。

1999年、ウィートストーン社はオーディトロニクス社を買収し新ブランドとして製品を供給しています。