PC-471
PC TIME CODE INTERFACE

 








PC-471 PC TIME CODE INTERFACE

PC-471はPC/Compatibleマシンに組み込むISAタイプのカードで、ESEの時計信号(ESE CODE)またはSMPTEタイムコードを読み、コンピューターの時計を自動校正します。付属のDOSまたはWindows用ソフトウェアーによってクロック(time-of-day clock)を常に外部リファレンスに同期します。

PC-471を正確にドライブするための基準となる時計製品

SETUP & OPERATION

カードは1/2サイズ(D=5.5”, H=4.0”)、シングル8ビットでISAスロットで使用します。入力信号はBNCコネクターに接続します。

2つのディップスイッチによりタイムコードモードとタイムゾーンを設定できます。

SMPTEタイムコードのレベルはは100mVから10Vp-p。

時刻を校正するリファレンスとしてESEのマスタークロック (ESEタイムコード信号)、またはSMPTEタイムコードが必要です。

ESEのマスタークロックとPCの距離は最大1,000meter以上が可能です。

 

TIME CODE MODE と TIME ZONE SELECTION

カード奥のディップスイッチのでタイムゾーンとタイムコードモードを設定します。

  SWITCH  機能 1.   1 時間         スイッチ 1 から 5 までの合計が


2.   2 時間         ゾーンオフセット時間になります。
3.   4 時間
4.   8 時間
5.   16 時間
6.   Not Used
7.   Not Used
8.   ON=ESE, OFF=SMPTE タイムコードの種類

 

例. スイッチ1 から 5 までをすべてオフにすると、タイムゾーンオフセット時間は 0 になります。
日本の場合 9 時間オフセットするには、スイッチ 1 と 4 をONにします。
マイナスオフセット、たとえば-1Hの時は、23時にセットします。
PC-471は日付はセットしません。一旦セットされたら常に同期動作を開始します。

 

PORT ADDRESS SELECTION

カード中央のディップスイッチ(ADDRESS)でI/Oポートを設定します。
デフォルトアドレスは 280H です。選択したアドレスと1つ上のアドレスを使用します。
(デフォルトの場合 280H と 281H) 他のデバイスがこのポートを使用している場合は空いたアドレスに設定します。

  SWITCH アドレス 1.   280H


2.   290H
3.   2A0H
4.   2B0H
5.   2C0H
6.   2D0H
7.   2E0H
8.   2F0H

 

SOFTWARE

PC-471のソフトウェアーは3.5”ディスクまたはCD ROMで供給されます。DOS用とWindows95/98/ME/2000/XP用のプログラムが入っています。DOS専用ソフトは常駐プログラムとなります。

最新版のソフト 47132.EXE Windows 95/98/NT/2000/XP 用ソフトはインターネットによりESE社のWEBからダウンロードできます。
47132.EXE  version 2.0 (00/06/21, 1.6MB)
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして下さい。自動解凍されます。このファイルを置くディレクトリーは英語で8文字以内にしてください。

ダウンロードアドレス  http://www.ese-web.com/software.htm

471.EXE Windows 3.1版  PCの時計校正用ソフト, version 2.0 (97/10/31, 1.6mb)


WINDOWS SETUP

ダウンロードした47132.EXEを実行すると自動解凍しセットアップに必要なファイルが現れます。

または付属のディスク#1のSETUP.EXEを実行します。

 左のファイルを実行します。

インストールが終了するとPC-47132のプログラムアイコンをダブルクリックします。小さなポップアップスクリーンが現れます。

通常このプログラム(ショートカット)をスタートアップにセットしコンピューターを立ちあげた時、自動実行します。

 

DOS SETUP

プログラムはディスク#2のDOSディレクトリーにあります。I/Oポートアドレスに対応した8つのプログラムがあります。アドレスに対応したプログラムを選択します。(例. デフォルトのポート280Hの時、プログラムは471H280.COM)

通常の使用方法はこのプログラムをAUTOEXEC.BATから起動します。

AUTOEXEC.BATファイルの中の実行場所は、その他の常駐ソフトの後、DOSシェルプログラムの前です。タイマー機能でインタラプト 1C BIOSタイマー機能を使用するプログラムがある場合、このソフトは動作しない場合があります。PC-471はその他の常駐ソフトの後に実行される限り、他の常駐ソフトがこの機能を使用する事を保存します。

このソフトは常にバックグラウンドで動作します。DOSクロック (time-of-day clock)を常に外部リファレンスに同期しますが、CMOS(マザーボード)時計はセットしません。ウィンドーソフトは両方をセットします。  

PC-471 Port Interface

カスタムソフトウェアーを作る為の情報です。

以下はポート280Hが使用された想定です。
 

PC ADDRESS

 280H

 281H

DATA BIT 

  

  

 7  6  5  4  3  2  1  0  

 DR  -  -  -  -  - <  ID  >

--------------- DATA -------------------

PC ADDRESS

 280H

 281H

DATA BIT 

 

 

 7  6  5  4  3  2  1  0  

 ACK -  -  -  -  -  -  - 

 -  -  -  -  -  -  -  - 

DR.......Data Ready bit
ACK......Acknowledge bit
ID.......Identity of date byte (0=seconds, 1=minutes, 2=Hours)

  データ読み込み手順

 
 1  ブートアップ時に"ACK" をリセットします。
方法 - ポート280H の bit 7 に 0 を書きます。
 2  ポート 280H をポーリングし DR ( bit 7) がハイになるのを待ちます。
ハイになると ID に送る時分秒のステータスを示します。
ex. ID のbit 1,0 = 0,0 >> 秒のデータ
 3  ポート281H のデータを読みます。
 4  ACK を返します。>> 280Hのbit7 に 1 を書きます。
 5  ポート 280H をポーリングし DR ( bit 7) がローになるのを待ちます。
 6  ACK を消します。>> 280Hのbit7 に 0を書きます。

データは毎秒 時分秒の順で出力します。  


MASTER CLOCK として以下の機器が使用できます。

ESE社製品

ES-185A   GPS MASTER CLOCK/TIME CODE GENERATOR

ES-160A   CRYSTAL CONTROLLED MASTER CLOCK

他にも対応可能な機器があります。

radio systems社製品 Radio Sytem社の製品を使用する時は発注時に指定が必要です。

10909    GPS MASTER DESKTOP  GPS受信マスタークロック、デスクトップサイズ

10910    GPS MASTER LARGE    GPS受信マスタークロック、ラージサイズ

11042    GPS DRIVER       GPS受信マスタークロック、箱型

10843     MASTER DESKTOP     高精度マスタークロック、デスクトップサイズ

10877     MASTER LARGE      高精度マスタークロック、ラージサイズ