Matrix3 はLevel Control Systemsの第三世代のオーディオコントロールシステムです。ライブ・シアター・エンターテイメントの高い要求から開発されたこのシステムは、最新のマルチチャンネルオーディオシステムの要とも言える複雑なダイナミック・オーディオ・マトリックス・ミキシングにかつてない柔軟性を提供します。

ユニットはモジュール形式となっており、用途に合わせて組合せを選べるとともに、メンテナンスも容易な構造です。

ユーザーインターフェイスは伝統的なSR用サウンド・リインフォースメントミキサー(PAミキサー)をモデルにしていますが、最大限の柔軟性を実現しました。

システムは標準でコンプレッサー/リミッター、パラメトリックEQ、ディレイ、マルチディメンションパンニング(Space Map)、及び外部コントロール機能を装備しています。オプションで16トラックのハードディスクプレイバックシステム(Wild Tracks)、Variable Room Acoustics System(VRAS)、イーサネット・コントロール、及びSMPTEタイムコード入出力が用意されています。

Matrix3本体はラックマウント3UサイズのLX-300フレームです。この本体に基本ユニット及び追加ユニットをセットしシステムを構成します。

LX-300フレームは障害対策を持ったフレーム間リンクシステムにより、最大32台のLX-300フレームを接続することにより、400オーディオ入力、512のオーディオ出力まで拡張することが可能です。全てのアナログオーディオ出力モジュールは各チャンネルにリレーを装備しており、リダンダシー(冗長化)システムを構成した場合は、つなぎ目なく予備システムに移行することが可能です。


リアパネル各種ユニット。




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リア詳細