VRASとはVariable Room Acoustics System の頭文字をとった名称で、最新のデジタルテクノロジーにより部屋の音響空間を自由にコントロールするシステムです。ニュージーランドに始まり北アメリカで引き継がれた長年の研究開発の結果、これまでのアートを超える特許技術が誕生しました。ニュージーランドの科学とアメリカ西海岸のハイテクが協力し世界クラスの会場で活用できるリアルワールドソリューションを生み出しました。VRASは初期反射や残響エネルギーを包括的な電気音響システムの基本として作り出し、満足度の高い音響空間を実現します。外見的な変化を加えることなくドラマチックに音場空間を変化させ、実際の建築上の特性が音に表れているような錯覚を与えます。スピーチをはじめ、様々な形の音楽にはそれぞれ異なる音響条件がありますが、VRASはあらゆるパフォーマンスに最適な音場を提供します。
改築工事と電気音響による効果的なソリューションとを比較した場合、コストの差は相当なものです。LCSのパワフルでダイナミックなミキシング/マトリックスオートメーションプラットフォームMatrix3と組み合わせれば、VRASはさらに幅広いツールを建築音響デザイナー、システムデザイナーやサウンドデザイナーに提供します。
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VRASはデジタルマトリクスミキシングシステムのMatrix3本体にVRAS-DSPモジュールと専用ソフトを組み込む事で音場コントロールエンジンとなりますが、マトリクスミキサーとしての機能も同時に使用する事も可能です。洗練されたサウンドコントロール(Matrix3の基本機能)を行うと同時に、VRASで電子的に部屋の音響特性を変えることが可能です。またはVRASを単独のシステムとして使用し、タッチスクリーンやカスタマイズされた他社製コントローラーで簡単にコントロールすることもできます。
Matrix3のDSPエンジンは特許技術である16チャンネルユニタリーリバーブ/ディレイマトリックスで使用されます。ユニタリーリバーブ/ディレイマトリクスシステムにより、特定の周波帯域に偏ることなく初期反射や残響を追加することができます。その結果、音響スペクトルが均等に強化されるためフィードバックなくゲインを上げることができます。
拡張可能なMatrix3システムに組み込まれるため、VRASの出力は必要に応じてMatrix3の出力にマップすることが可能です。さらにMatrix3の出力に装備されたパラメトリックEQやディレイはVRASシステム導入時に包括的なシステムチューニングを可能にします。
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