ONE-X-SIX TALK SHOW SYSTEM
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TELOS ONEの機能+6回線のコントロールが可能
電話6回線スイッチャー+デジタルハイブリッドを搭載したトークショー用テレホンシステム
1x6 set TELOS SWITCH CONSOLE付属
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Telos
ONE x SIX
Complete Talk Show Telephone System
概要
テロス ONE-x-Six (ワンバイシックス) は電話6回線に対応した、放送用、電話会議等の用途に最適な電話コントロールシステムです。
ONE-x-Six は1つのデジタルテレホンハイブリッドと電話回線6本に対応したスイッチング機能を持っています。
スイッチコンソールを使用することでこれらの機能を最大限有効に使う事ができるようにデザインされています。
ハンズフリーでスイッチコンソールのキー操作により複数の電話の相手を次々に切替え、保留、回線断、コンファレンス
(3者同時通話) 、スタジオ外の電話機で対応などが非常に効率良く操作できます。
操作の基本はパーソナリティーが直接スイッチコンソールを操作し、電話先の相手とハンズフリーでしゃべります。
- ONE-x-Sixはスイッチコンソールを2台まで接続できますが、オプションで更に増やす事も可能です。
- ONE-x-Sixの音声入出力はXLRタイプコネクターでバランス仕様です。
- 入力はマイクまたはラインレベルの選択ができます。
- 出力は2系統有り、1系統は相手の声のみを出力、2系統目の出力は相手の声にONE-x-Sixの入力をミックスして出力する事も可能です。
- ONE-x-Sixは接点出力がありスイッチコンソールのボタンにアサイン可能です。
- またRS-232Cシリアルコネクターを装備しTelos' Call Screen Manager.等のソフトで外部からコントロールが可能です。
- 保留音用の入力はAGC付きで、オンエアープログラム等を保留音に使用できます。
- 通常の電話機をスクリーニング(アシスタント)用に接続できます。
- コンファレンスの機能を強化するために2台目のテレホンハイブリッドを接続できます。
- 音声処理はデジタルで行っており、音質に優れハイブリッド機能は回線の状況にあわせ自動で最良の値にセットします。
ハンズフリーオペレーションについて
電話の対応をハンズフリーで行なう場合、通常のコンソールではこれに対応する機能を持っていない為、インターフェイスが必要です。お問い合わせください。
使用方法は、スイッチコンソールのNEXTボタンで電話回線を選択し、こちらからリスナーにDJマイクを使用して喋ります。リスナーの声はミニスピーカーでモニターします。ボタンをひとつ押す動作だけでハンズフリートークができます。
この時は、DJの音声はプリフェーダー送りとなります。
リスナーの声をオンエアーする場合は、対応するテルコ(テレホンハイブリッド)モジュールのフェーダーを上げます。オンエアー状態になるとミニスピーカーは自動でカットされフィードバックがオンエアーされるのを防ぎます。
リスナーへの返しは、オンエアー状態になった瞬間自動でコンソールのN-1系統出力に切り替わります。
デジタルハイブリッドについて
ONE-x-SixはTelos ONE と同様のデジタルハイブリッドを採用しています。
電話を使った放送、会議、教育と幅広い分野に適しています。
相手と接続した瞬間に高速で自動ナリング(打ち消し)の設定を行い、自然でスムースかつ歪やフィードバックの少ない状態で会話できます。
設定の為のノイズはほんのわずかな時間呼び出し相手には聞こえますが、ハイブリッド出力はこの間自動ミューとしオンエアーに出力される事は有りません。
ハイブリッドの特殊機能ONE-x-Sixのハイブリッド機能
- デジタルハイパスフィルターによりハムをカット、アナログ回線を通過しない帯域をカットします。
- 入出力にAGC回路を装備、自動で適切なゲインにセットします。受信側の回路はノイズを押さえるノイズゲートを装備。
- アナウンサーが喋っている間は相手の声を下げ、相手が喋っている間は自動でスタジオから相手に送る信号のレベルを下げます。フィードバックを最小にし自然な会話が可能になります。
- フィードバックを最小にするために送りの音声のピッチを4Hz下げます。
- フロントパネルのメーターにより入出力のレベル、ゲインリダクションの量を確認できます。
接続
電話回線はスタジオ専用の電話回線を直接ONE-x-Sixに接続する方法がベストですが、スタジオ専用の回線数を節約する手段として事務用の電話交換機を含めてシステム化する方法もあります。
スタジオ直通の回線と交換機を通した回線をミックスしてシステム化する方法もあります。
6つの電話回線入力はループスルー出力が可能です。
電話回線以外のコネクター
MIX MINUS
ONE-x-Sixの入力はミキサーからのミックスマイナス出力を接続します。
このミックスマイナスはDJが相手とハンズフリーでオンエアーせずに喋るためにはミックスマイナス出力はプリフェーダーになります。
相手 (リスナー)に打ち合わせ中はDJの声だけで音楽などのライン信号を送りたくない、本番中はポストフェーダーのミックスバスでバランスの取れた信号を送りたい場合があります。
電話チャンネルのフェーダーを上げるとこの切替えが自動でできるシステムを組みます。この時、相手
(リスナー)を聞くスピーカーもカットします。
詳しい方法についてはSCAサウンドソリューションズ社までご相談下さい。
INPUT CONNECTION
ミキサーのミックスマイナス出力を接続します。
バランス入力。ラインレベル -24 to +12dBu
入力はスイッチによりマイクレベルに切り替えできます。 -68 to -35dBu
OUTPUT CONNECTIONS
2系統の出力があります。
メイン出力をミキサーのTELO(電話)入力に接続します。
バランス出力。出力レベル設定範囲 -20dBm to +10dBm
AUX/MIX OUT
メイン出力と同じまたは入力とミックスするかを切り替えできます。
AUX PHONE
通常の電話機を接続します。
回線はスイッチコンソールの2列目のスイッチで選択します。
SECOND HYBRID (OPTIONAL)
2台目のハイブリッドを接続可能です。AUX PHONEコネクターに接続する方法が最適です。ミキサーは2系統のミックスマイナス出力が必要です。
2台のスイッチコンソールを接続できます。
ダイヤル、回線選択、ホールド、切断など電話対応の操作は全てスイッチコンソールから行うことができます。
AUXコネクターに接続した通常の電話器の回線選択もこのスイッチコンソールから行います。。
ケーブルコネクターはモジュラータイプですが6芯フルのタイプが必要です。4芯のケーブルでは動作しません。7meterのケーブルがスイッチコンソールに付属しいます。6芯の両端ともモジュラータイプのリバースケーブルです。
ケーブル長は専用のシールドケーブルを使用すると最大30mまで延長可能です。更に長距離が必要な場合、専用電源を使用すると75mまで延長できます。
PROGRAM-ON-HOLD INPUT
電話の保留音入力です。
バランス入力、AGC回路により-20dBm から +4dBmのレベルに対応します。
フロントパネルのProgram-On-Hold Level LEDにより信号を確認できます。
RS-232C
RS-232Cポートです。オスDSUB-9コネクター。PCと接続します。
Telos "Call Screen Manager" ソフトはこのシリアルポートを使用します。 2
RX (Receive from computer to Telos)
3 TX (Transmit from Telos to computer)
5 GND (Ground)
4 DTR (Indicates when Telos is transmitting - 通常不要)
REMOTE
ハイブリッドの制御やユーザーボタンの出力制御を行います。
全ての出力はオープンコレクターです。
Remote コネクター。
ピン |
信号 |
1 |
Delay Dump/User Output C |
2 |
Not currently supported |
3 |
Hybrid 2 (external) ON |
4 |
Hybrid 2 (external) OFFxternal STOP when internal hybrid turned OFF |
5 |
External STOP when internal hybrid turned OFF |
6 |
Ground |
7 |
Record Start |
8 |
Record Stop/User Output B |
9 |
External START when internal hybrid turned ON |
オープンコレクタのシンク電流は最大250mAです。
外部ストップとスタート(ピン5と9)はスイッチコンソールの上段のLINEスイッチでコントロールされます。
ラインがオンになるとタイマーを自動スタート、オフでリセット等に用います。
下図は、二つめのハイブリッド ( Telos ONE 又は100 Delta ) に制御線を接続する方法です。
[Switch Console] [テレホンハイブリッドシステム構築] |
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