普遍的に高評価され、変わらぬDigigramの機能は、あなたの課題にも対応しています。お気に入りの信頼性のあるPCXおよびVXカードの基本要素が、新しいDigigram ALP-Xシリーズを支えています。
同じ品質、同じ高い基準。この新しいカードシリーズ用の新技術コアは、限界を押し戻し、パフォーマンスを向上させ、ALP-Xサウンドカードを使ったユーザーの日常業務を簡素化します。
ALP442eは、WindowsおよびLinux環境で動作するプロフェッショナルなPCベースのオーディオシステム用の多機能マルチチャンネルPCIeサウンドカードです。信頼性、安定性、コンパクトなロープロファイルデザインを備えたALP442eは、放送、産業、軍事市場のミッションクリティカルなアプリケーションに最適です。このカードはどんな挑戦にも対応しています。4つのバランスアナログライン入力と2つのステレオAES3入力、4つのバランスアナログ出力と2つのAES3出力、8つのGPIと8つのGPOを提供します。
オンボードのゼロ遅延ミキサーは、16のI/Oチャンネル(4つのアナログ、4つのAES3、8つのソフトウェア再生/録音)を備えています。16の出力チャンネルのそれぞれが、16の入力から独自のミックスを持つ16x16mトリクスミキサーの動作が可能です。
構成 | |
Bus/Format | Low profile 標準高さ金具付 PCI Express TM (PCIe TM) x1 (x2, x4, x8, x16 compatible) |
Size | 168mm x 69mm x 20mm |
Power requirements | +3.3V/ +12V: 1A / 0.35A |
動作環境 | 0°C ~ +50°C • 5% ~ 90% |
入力 | |
アナログ入力 | ステレオx2、バランス (MONO x4) 最大入力レベル +24dBu / 入力インピーダンス 10kΩ以上 |
デジタル入力 | AES3 x2 |
ライン入力ゲイン設定範囲 | アナログ: –24dB ~ +16dB 0.5dB ステップ 最大感度: 0dBFSを-16dBu デジタル: –90dB ~ +12dB 0.1dB ステップ |
同期入力 | AES11x1、ワードクロック(75Ω) x1 32kHz~192kHz |
その他入力 | GPI x8 |
出力 | |
アナログ出力 | ステレオx2、電子バランス (MONO x4) 最大出力レベル +24dBu / 出力インピーダンス 100Ω以下 |
デジタル出力 | AES3 x2 (192kHz以下、ステレオ) |
出力 | 最大アナログ出力: +24dB デジタル出力ゲイン調整範囲: –90dB ~ +12dB 0.1dB ステップ |
同期出力 | ワードクロック(75Ω) x1 32kHz~192kHz |
その他出力 | GPO x8 (リレー接点、最大0.5A, DC48V) |
コネクター | VHDCI 68pin x2 |
オーディオ定格 | |
サンプリング(プログラム設定) | 周波数 8 ~ 192kHz、24bit |
オーディオフォーマット | PCM (16, 24, 32 bits), Float IEEE754 |
周波数特性 | – at 48kHz: 20Hz ~ 20kHz: 入力 ±0.9dB 出力 ±0.6dB |
トラック間位相範囲 | 入力 1kHz: <0.01° |
S/N比 | アナログ入力: >115dBA (>112dB unweighted) アナログ出力: >109dBA (>106dB unweighted) |
THD + Noise | @1kHz +24dBu : Inputs: <-95dB / Outputs: <-94 dB +22dBu : Inputs: <-98dB / Outputs: <-96 dB |
クロストーク(アナログ入力または出力) | – アナログ入力: –111dB 以下 @15kHz – アナログ出力: –130dB 以下 @15kHz |
開発環境 | サポートOS: Windows10(20H2以上)、Enterprise version LTSC 1607。Windows Server2016/2022, Linux kernel 4.9以上 Windows API: WASAPI, ASIO, DirectSound Linux API: Alsa |
ミキシング機能 | 16×16 FPGA処理 |
ALP-X Managerアプリケーション
ドライバと一緒にインストールされるALP-X Managerアプリケーションは、グラフィックインターフェイスを介してALPカードの設定を行います。なお、ALP-X Managerで表示・操作できるALPカードは最大8枚までです。
以下、画面例。
ALP-X Manager起動画面
検出されたALPカードごとに、以下の設定項目が表示されます。
・シリアル番号
・搭載されているファームウェアのバージョン
・ドライバとカード間でやり取りされるバッファーのサイズ
Sampling clock management
時計アイコンをクリックするとカードのサンプリングクロック関連設定画面を表示します。
I/O Monitor
オンボードミキサーは、次の2種類のオーディオ入力とオーディオ出力を備えています。
・物理的入力(アナログおよびAES3)
・ソフトウェア・プレイバック入力。ドライバがアプリケーションに公開する再生デバイスに相当。
・物理出力(アナログ、AES3)
・ソフトウェア録音出力。ドライバが公開し、アプリケーションが取り込む録音デバイスに対応します。
Matrix
ミキサーは、各出力に向けて入力信号のすべてまたは一部をミックスすることができます。各出力はそれぞれ独自の入力ミックスを受信することができます。
I/Oモニター “ビューと同様に、このマトリクスに表示される入力(物理的入力-INPUTSとソフトウェアプレイ入力-PLAYBACK)および表示される出力(物理的出力 -OUTPUTSと出力-RECORD)を選択することが可能です。
ALP-X Manager workflow
ALP-X Managerアプリケーションのマトリクスを入出力とあわせブロックダイアグラム的に表現した図