GPS Based Master Clock with IRIG out
ES-103Fは複数のGPSの電波を受信、その時刻情報から正確に現在の時刻を表示します。
時刻情報を各種の方式で外部の機器に出力可能です。
GPSからの時刻情報を IRIG, ASCII (RS-232CとUSB), ESE-TC90/TC89(選択)の形式で出力します。
秒パルス出力とGPSロック出力も標準仕様です。
フロントパネルの9桁のディスプレーは年間通算日と時分秒を表示します。
GPS受信機は最大12の衛星を同時に受信する機能をもっています。
GPS受信ユニットの精度は40nSec。
ボタン電池でGPS受信ユニット時計をバックアップします。
ES-103Fの各種設定はPCと本機をUSBで接続して変更できます。
Windows環境(Win7,Win10)で動作するソフトウェア(Master Control Panel 3)が提供されています。
オプションの新タイプ高性能GNSSワイドバンドアンテナ/取付金具付き
旧タイプ高性能アンテナをご希望の場合は、お問い合わせください。
・最大12ch受信のGPSユニットを採用 ・IRIG-B、ASCII (RS-232C & USB)、ESEタイムコード(TC89/TC90選択)を出力 ・AC90-264V 動作,ユニバーサル電源 ・オプションで10MHzリファレンス入力追加可能 (/EXT) ・秒パルス出力 ・9桁の14mm黄色 LED 時刻表示 ・屋外使用可能なGPSアンテナ 約4mのアンテナケーブル付属 ・夏時間補正設定可能 ・タイムゾーンオフセット機能 ・±10秒オフセット可能 ・専用ソフトを使用、PCとUSBまたはシリアル(RS-232C)で接続し設定 ・32MHz内部クロックテスト出力。リアのトリムボリュームで内部クロックの微調整可能 ・ボタン電池による内部時計バックアップ ・ユーザー設定はフラッシュメモリーに保存、停電で設定を保持 ・GPSロックをLEDインジケータ表示、ロックステータスTTL出力 ・EIA 1U 19″ ラックマウントタイプ、黒色アルマイトパネル 各種オプション有り |
GPS Receiver: | 12-channel |
GPS Antenna | Gain: 28dB, Bandwidth: 2MHz |
1PPS 出力 | DB-9(F)メス座、TTL出力、立ち上がりエッジ:正 |
ESE TC 出力 | TC90(Default)またはTC89 内部切替 BNC、最大100 スレーブ、ケーブル長1,200 メートル |
IRIG-B出力 | BNCコネクタ、AM: Mark Amplitude, 3Vpp typ. ratio 3:1、TTL: 5Vpp CMOS Level (内部SW切替) |
ASCII (RS-232C)出力 | DB-9(F)メス座、ASCII Date & Time |
RS-232C FORMAT | ASCII @9,600Baud、8bit、Non Parity、1 Stop Format “D” <255>DMYHMSDMYHMx<254> |
USB | USB 2.0、PCと接続して設定及び時刻校正 |
ボタン電池 | BR2330, 交換推奨:4年 |
精度 | 1PPS (20%): 40nSec 1PPS (50%): 1μS以内 IRIG: 70uSec 以内 ESE TC : 17mS以内 自走時: 出荷設定値 33mSec/日(月あたり1秒)以下、実用上±10秒/月(校正後) |
電源 | ユニバーサル電源、AC90-264V、15W |
サイズ | 482(W)×44(H)×240(D)mm コネクタなど突起含まず |
質量 | 1.8kg (本体) |
動作環境 |
温度 0℃~40℃ 湿度 20%~90% (結露無き事) |
暫定仕様です
/ANT2 | 新タイプ高性能GNSSワイドバンドアンテナ/取付金具付き(推奨)ES-ANT2 ※高性能アンテナオプション(/ANT)時は、標準アンテナは付属しません。 |
/DC | DC電源動作 DC +12V~35V |
/EX10 | 外部タイムベース、外部からの10MHz信号をリファレンス |
/HR | 毎時リレー出力パルス機能 |
/K | 高精度・高安定度10MHz出力とフェーズロックした1PPS出力 |
/OCXO | 恒温槽タイプ水晶発振器によりGPS非受信時でも高精度化 |
ES-103Uとの違い
Fシリーズは従来製品と基本的な機能は同じですが、内部ハードウェア及びリアパネルのコネクタ配置が大きく変わりました。
設定ソフトはFシリーズマスター時計用の「Master Control Panel 2または3」になります。
ユニバーサル電源を採用。
内部クロックにルビジウム、10MHzリファレンス入力などのオプションが増えました。
ESE-TC出力は一つになりました。TC89またはTC90をソフトウェア選択。
テスト用の32MHz出力(BNCコネクタ)が装備され、内部OSC周波数の微調整がリアパネルからアクセスできます。
/BBU 停電対策(小形シール鉛蓄電池内蔵)オプションはなくなりました。外部UPSをご使用ください。
オプション項目追加有
Q&A
Q. 機器内部にDIPSスイッチなどによる設定はありますか。
ANS. IRIG出力をDCLS(TTL)またはMOD(AM)モードに切り替えるスイッチがあります。その他の設定はすべてソフトウェアで設定できます。
設定は電源オフでもコイン電池でバックアップされます。
親時計をFシリーズに更新の場合ご確認ください。
システム二重化
ES-151Uは、現用機のIRIGタイムコードを監視し異常があると予備系に切替えることができます。
SMPTEタイムコードを監視はES-150Uをご使用ください。