ステレオの放送や制作に最適に適合しているEASY LOUDNESS AoIPオーディオプロセッサーは、プログラムごとや日常的にオーディオのレベルとラウドネスが自動的に制御されるように設計されています。

Dante®/AES67またはAESからの2つの独立したステレオプログラムに対して、包括的なLevel Magicラウドネス制御、フェイルオーバースイッチング、および真のピークリミティングを特長としています。

Level Magic
ユニークなマルチループ制御原理に基づいて、Level Magicアルゴリズムは、色彩変化、ポンピング、歪み、またはその他の変調効果なしで、非常に高いオーディオ品質を持つ適応的な広帯域ラウドネス制御を提供します。Level Magicは、聴覚的に透明であり、最小限のユーザーの介入で適応的に処理するように設計されています。Level Magicは、ITU-R BS.1770標準を基にした現行の放送オーディオラウドネスの推奨事項、およびそれに由来するATSC A/85、ARIB TR-B32、Free TV OP-59、Portaria 354、EBU R128などの推奨慣行に準拠しています。

ラウドネスの測定とロギング
地域の規制に準拠するため、音量やトゥルーピークレベルは、Webブラウザのインターフェースから直接測定・監視することができます。同時に、全てのデータはEthernetを通じてJ*AM計測・ログ記録ソフトウェア（ライセンスオプション）に送信され、詳細なファイルログ、リアルタイム監視、オフライン分析を提供します。

フェイルオーバー
統合されたフェイルオーバーシステムを搭載しているEASY LOUDNESS AoIPは、メインの信号が失われた場合にバックアップ信号へ切り替えることができます。Dante®/AES67の信号が途切れた場合、AESステレオ入力を代替入力として使用することができます。

新しい簡単Web設定
ネットワークのどこからでも簡単かつ直感的なセットアップと設定を可能にする、新デザインの「ホーム」ページを持つブラウザベースのWebインターフェースが導入されました。これにより、一度設定すればそのまま忘れても問題ない操作が素早く行えます。画面上のメータリングと計測が簡単に参照可能で、タッチスクリーン、タブレット、スマートフォンへのアクセス専用の「モバイルUI」も特別に用意されています。

物理的なインターフェース
EASY LOUDNESS AoIPには、最大8つのオーディオチャンネル（例：メインフィードやバックアップチャンネル）のネットワーク制御とローカルルーティングのためのDante®/AES67インターフェースが搭載されています。さらに、物理的なXLRおよびBNC（AES3id）コネクタを持つステレオAESインターフェースも装備されています。

システムの安全性
デュアルの冗長化された電源ユニット、自動的な同期ソースの切り替え、電源障害バイパスリレー、SNMPモニタリングを備えており、このユニットは最大の運用安全性を確保します。

システム統合
すべてのシステムパラメータは、Ember+ コントロールプロトコルを介してリモートで制御可能であり、あらゆる放送自動化システムがデバイスを完全に操作し、仮想化することができます。GPI、ネットワーク、または物理的なホットキー（オプションの X*AP RM1）によるプリセットの簡単かつ容易な読み込みのために、スナップショット機能が開発されました。