100 DELTA DIGITAL HYBRID TELEPHONE INTERFACE 




本製品は製造完了しています。
後継機種は下記となります。
http://ss.sc-a.jp/telos/hx1_hx2/hx1_hx2.htm

リプレイスの場合、外部からの制御コネクタに互換性無いのでご注意下さい。




最高級デジタルハイブリッドテレホンインターフェース
DSP採用
ダイナミックデジタルイコライザー内蔵
通話ごとにキャンセル量を最適に自動調整するアドバンスド・デジタル・オートナリング機能
dBリニアオートゲインコントロール、ハイスピード出力AGC、デジタルエコーエリミネーション、ハイパス・ローパスフィルター装備
自動着信回路1回線内蔵可能(オプション)
EIA 19インチ 1Uサイズ 482(W)×44(H)mm

Telos 100 Delta

Digital Hybrid Telephone Interface

 

概要

Telos100Deltaは放送、電話会議などの用途で電話回線とスタジオの機器との間に組込んで使 用するデジタルハイブリッドインターフェイスです。

電話回線の音声を簡単にスタジオ機器に接続できます。
テロス社の優れたデジタル技術により最高の性能と使いやすさを誇ります。
世界中で数多くの実績があります。

機能

  • 電話回線のコーラー(呼出側の)音声を高品質に取り出します。
  • 回線のばらつきは接続した瞬間にホワイトノイズを発生し自動調整します。 このごく短時間 のキャリブレーションの間、100Deltaのオーディオ出力はミュートします。
  • コーラーをスピーカーでモニターするハンズフリーオペレーションでもフィードバックを起 こしにくいDSPソフトウェアー。
  • 各種リモート制御が可能。
  • 自動着信機能は2つのオプションから選択可能。


ブロックダイヤグラム

入出力アンプ以外の全ての信号はデジタルで処理されておりブロックとしては非常にシンプ ルな構成となっています。
またA/D、D/A回路は高級デジタル機器にに使用されているもの と同様なチップを採用しています。

Multi-Line Systems

多くの電話回線とこの100Delataを接続して運用したい場合はTelos社のDIM (Direct Interface Module) と組合せてご使用下さい。

 

接続

オーディオ
Input Audio Connections

ミキサーのミックスマイナス (N-1) 出力をオーディオ入力に接続します。
アクティブバランス入力。

入力レベルは -20 to +18dBuコネクターそばのスイッチによりIN 1はマイクレベルに変更できます。
-70 to 38dBuに対応します。
IN 2はライン入力のみです。
入力レベルはフロントパネルのINPUT LEVELトリムで調整します。
フロントパネルのフタを外して各種設定を行います。

Output Audio Connections

出力回路は2系統有り、その内の1系統は入力と出力のミックスバランスをとる事ができます。

出力レベルは -20dBm から+4dBm、ゲインコントロールで設定できます。

出力回路はバランスです。アンバランス負荷の時は3ピンをオープンにしてご使用下さい。

ハイブリッドの出力はコーラーの音声はPHONE OUTから出力します。フロントパネルの PHONE LEVELトリマーにより調整できます。

MIX OUT出力はアナウンサーの声 (ミキサーのN-1出力) とコーラーの声をミックスして出力します。
フロントパネルのMIX BALトリマーにより両者のバランスを調整できます。
つまみを右いっぱいに回しきった位置ではコーラーの音声のみになります。

MIX-MINUS

100Deltaの入力はミックスマイナス信号 (N-1) を接続します。
電話の相手に送りたい信号 を全てミックスした信号です。
コーラーのリターン信号を送ってはいけません。

1系統のミックスマイナスで2台のハイブリッドを使用

2台のハイブリッドを使用したい時にミキサーにミックスマイナス回路が1回路しかない場合は下図の様にお互いのMIX OUT を IN2 に接続します。
MIX BALトリマーでお互いの入力バランスを調整します。

電話回線

LINE と PHONE Modular Jacks

LINE ジャックは通常のアナログ電話回線に接続します。

PHONE ジャックはループスルーコネクターです。
ハイブリッドがオフの時は回線がこのジャックにバイパスされます。

Auto-Answer Capability

電話の呼出があった時ハイブリッドが自動で着信する機能です。下記の二つのオプションか ら選択してください。

Basic Auto-Answer

このカードをセット(オプション)すると電話の呼出音を検出してハイブリッドをオンにします。回線が切れるとハイブリッドも自動でオフになります。

Super Auto-Answer

マイクロプロセッサーを使用し着信に関する多くの機能があります。
オートアンサーの機能をリモートコントロールできます。
自動着信する時の呼出数の設定。
自動回線オフ。
ダイヤルトーンで回線オフにする機能。
DTMFデコーダー。
このオプションカードをセットした場合リアーパネルにDSUB15コネクターが1つ追加されます。ここからリモートコントロールの機能を制御します。

POWER

100Delata はユニバーサル電源を採用しています。
AC85-230Vまで切り替え無しに使用できます。

REMOTE CONTROL

ハイブリッドのリモートコントロールが可能です。。
DSUB-9ピン、メスコネクター。
Remote OFF/ON Controlハイブリッドのリモートのオン/オフコントロールはパルス接点入力です。オープンコレクタ、接点又は TTL OUTに対応します。

Continuous ON Control

オン/オフコントロールを行うには連続オン入力を使う方法もあります。
この入力をグランドに落とすとハイブリッドがオンになります。オープンになるとオフとなります。
Continuous ON が動作している時はピン7 はミュート入力として機能します。

Selection of Duplex Mode

100Deltaの便利且つユニークな機能に2つのduplex depthの選択があります。

1.FULL DUPLEX

フロントパネルのDUPLEXコントロールを FULLにセットすると純粋なハイブリッド動作をします。お互いの音声を感知してのアッテネート動作はありません。(FULL DUPLEX)

2.HALF DUPLEX

コントロールをHALF DUPLEX にセットすると“Speaker Phone” の様に動作します。これはアナウンサーがしゃべっている間はコーラーの声をカットします。
逆にコーラーが喋っている間はアナウンサーの声をカットします。100Deltaはリモートコントロールにより2つの設定を選択動作できます。

一般的なラジオ局の場合ハイブリッドのオン/オフステータスはフェーダーと連動します。
電話リターンフェーダーがオンの時はライブ中とみなしFULL DUPLEXモードで動作しま す。
リターンフェーダーがオフの時は電話の録音、打合せなどに適したHALF DUPLEXにセットされます。

  [DIM] [テレホンハイブリッドシステム構築]