Telos
Direct Interface Module
Multi-line Broadcast Telephone System
概要
Telos Direct Inteface Module (ダイレクトインターフェイスモジュール以降DIMと表記)
は多数の電話回線とテロス社のテレホンハイブリッド、ミキサーと接続するためのインターフェイスです。
電話システムを組むための中心となる機器です。
トークショー、電話を多用したライブ番組、電話リクエストなどに最適です。
小規模でこの機能を必要とする場合はテロスONE x SIXを御使用下さい。
エアーパーソナリティー (DJ)がスイッチコンソールを操作します。
非常にシンプルな操作で基本機能を使用できる一方、多機能な制御も可能です。
機能
DIMには最大10電話回線、2台のテレホンハイブリッド、2台のスイッチコンソール、2台のマイテルスーパーセット、更にはPCともシリアルで接続できます。
特に生放送時に小人数で多くの電話回線に対応するためには最適な機器です。
基本となるほとんどの操作をスイッチコンソールから行うことができます。
電話回線は通常のアナログ回線をモジュラー (RJ11C)ケーブルで接続します。
最も簡単な構成では下図のようなDIMとハイブリッド、スイッチコンソールの組み合わせになります。
スイッチコンソールは外部電源を追加すると3台以上の使用も可能です。
マイテルスーパーセットはエアーパーソナリティー (DJ) が直接電話を取らず、オンエアー前にアシスタントが電話対応する場合やオンエアー後の打合せなどに使用します。
特長
放送用電話回線切替機本体
10回線まで電話回線をコントロール、2回線同時使用可能。(10x2電話マトリクス機能)
PCを接続して各種制御可能
本格的電話トークショー番組に対応
通常、テレホンハイブリッド、マイテルスーパーセット(専用電話機)と組み合わせて使用します。
EIA 19インチ 2Uサイズ 482(W)×88(H)mm
接続
電話回線はスタジオ専用の電話回線を直接DIMに接続する方法がベストですが、スタジオ専用の回線数を節約する手段として事務電話交換機を含めてシステム化する方法もあります。 スタジオ直通の回線と交換機を通した回線をミックスしてシステム化する方法もあります。電話回線以外のコネクター
J1 と J2 - Aux Phones
J1及びJ2ジャックにはマイテル電話セットを接続します。
この一般的な用途はスクリーニングと呼ばれる作業やオフラインの時に使用します。 接続は通常のモジュラープラグ(4-2,
4-4) タイプのケーブルで接続します。
マイテル電話セットをスタジオの中で使用する時にはJ2を使います。
J2はスタジオ マイクがオンの時に呼出音をミュートします。(P4コネクターに制御をつないだ時)通常の2線用の電話機もJ2につないで使用できます。(内部のスイッチで設定変更必要)
この時スイッチコンソールはこの電話の回線セレクターになります。
この電話の受話器をとるとメインのハイブリッドで選択されているチャンネルがこの電話に自動的に割り振られます。
受話器をおくと回線がオンになっている場合はハイブリッドに接続されます。J1はスタジオの外に設置したマイテルスーパーセットに接続して下さい。
ミュート機能はありません。
スクリーニングとはエアーパーソナリティー (DJ) が直接電話を取らず、事前にアシスタント/プロデューサーが電話対応し多くの呼出の中から放送に適した内容の呼出回線を探し出したり、事前打ち合わせをする作業です。
マイテルスーパーセットをスタジオの中で使用する時にはJ2を使います。J2はスタジオマイクがオンの時に呼出音をミュートします。(P4コネクターに制御をつないだ時)
通常の2線用の電話機もJ2につないで使用できます。この時スイッチコンソールはこの電話の回線セレクターになります。この電話の受話器をとるとメインのハイブリッドで選択されているチャンネルがこの電話に自動的に割り振られます。
受話器を置くと回線がオンになっている場合はハイブリッドに接続されます。(内部のディップスイッチの設定変更が必要です)
J1はスタジオの外に設置したマイテルスーパーセットに接続して下さい。ミュート機能はありません。
J3 と J4 - Main と Conference オーディオ出力
J3,J4はテレホンハイブリッドに接続します。テロスのハイブリッドの場合はLINE.。J3のMAIN
OUT はハイブリッドが1台の場合はスイッチコンソールのMAIN (1段目)又は CONF
(2段目)のどちらもこの出力に対応します。ハイブリッドが2台の場合、スイッチコンソールのMAIN
(1段目)はMAIN OUT (J3)に、 CONF (2段目)はCONF OUTに接続します。
J5,J6はスイッチコンソールに接続します。 ケーブルコネクターはモジュラータイプですが6芯フルのタイプが必要です。
4芯のケーブルでは動作しません。このケーブルはスイッチコンソールに付属しています。コンソールに埋め込むパネルタイプのスイッチコンソールもあります。
3台以上のスイッチコンソール/パネルを使用する場合は別途電源が必要です。DIMとスイッチコンソールの最大延長距離はテロス製のケーブルを使用した場合10メートルです。パネルタイプのスイッチコンソールは最大7.5メートルです。ケーブルをこれ以上延長したい場合、別途スイッチパネル側に電源が必要です。
P1 - Program-On-Hold Input
電話の保留音入力です。
フロントパネルのProgram-On-Hold Level LEDにより信号を確認できます。 バランス入力、AGC回路により-20dBm
から +4dBmのレベルに対応します。
XLR3ピンメス入力コネクター。
P2 - Page Output
マイテルスーパーセットのPAGEボタンを押すと電話の音声をここから出力します。
この機能は呼出しやアナウンサーのキュー等に使用します。 トランスを使用したバランス出力 約-10dBm。
XLR3ピンオス出力コネクター。
P3 - RS-232
RS-232Cポートです。オスDSUB-9コネクター。PCと接続します。
Telos ”Call Screen Manager” ソフトはこのシリアルポートを使用します。
P4 - Control
このメスDSUB9ピンコネクターはハイブリッドの制御やユーザーボタンの出力制御を行います。
全ての出力はオープンコレクターです。
P4 コントロール信号5 Main Hybrid OFF
9 Main Hybrid ON
4 Conference Hybrid OFF
3 Conference Hybrid ON
2 Mute Input
7 Record Start
8 Record Stop/User Output
1 Delay Dump/User Output
6 Ground
電源
ユニバーサル電源ユニットを採用しておりAC90 - AC260V、47-440Hzに自動対応します。
内部ロータリースイッチ
各種機能設定用のディップスイッチです。デフォルトは全てオフ。
Dip #1 -“Locked-on” Conferencing
OFF: “Locked-on” Conferencingモードです。
ロックオンコンファレンスモード 。
スイッチコンソールのLINEスイッチを2度押しするとラインを固定します。
LEDは点滅が止まり点灯したままになります。
複数の回線を1台のハイブリッドに接続できる様になります。(音質は下がります) ON: ロックオンコンファレンスモードをオフにします。
スイッチを2度押ししてもラインを固定しません。
LEDは点滅したままです。他のLINEスイッチを押すと今までの回線は切断します。
HOLD と OFFは普通に機能します。
Dip #2 - FLASH/NEW と AUTO-ANSWER
OFF: スイッチコンソールのボタンFLASH/NEWの機能をセットします。
MAINハイブ リッドが接続された瞬間500msecの空きを作ります。
PBXを使用する場合に必要です。またダイヤルミスの時の回線断に使用します。
連続して同じ番号に呼出がある時にも便利です。
ON: オートアンサー機能をオンにします。
DIMが呼ばれると自動で着信しホールド にセットします。
呼出側は保留音が聞こえます。
電話にすぐ出られない時や電話会議のような使用方法の時便利な機能です。
FLASH/NEWスイッチはこの自動着信のオン/ オフを制御できます。
Dip #3 - Tone or Pulse Dialing
OFF: 電話回線をプッシュホン回線にします。ダイヤルボタンはDTMFトーンを発生します。
ON: パルス回線用。DTMFトーンをパルスに変換してダイヤルします。
Dip #4 - Aux Phone Port Configuration
OFF: J2コネクターにマイテルスーパーセットをつなぐ場合。
ON: J2コネクターに通常の電話機を使用する場合にセット。
SYSTEM CONFIGURATION
システムの接続
) 電話回線をJ1からJ10まで接続します。(少なくても可)
J1からJ10がスイッチコンソールのLINEスイッチの1から10に対応します。
2) スイッチコンソールをJ5,J6に接続します。
3)音声をハイブリッドと接続します。
MAIN OUT (J3)はメインハイブリッド (#1)のLINEに、ハイブリッドが2台の場合はCONF
OUT (J4)をコンファレンス用 ハイブリッド(#2)のLINEに接続します。
4) 制御線を接続します。CONTROL OUT (P4)をハイブリッドのリモートに接続します。
下図とピン番表をご参照下さい。
ハイブリッドが100DELATの場合
ハイブリッドがONE+ONEの場合
5) マイテル電話セットを使用する場合はAUX PHONE (J1 または J2)に接続します。
通常の電話をJ2に接続して使用できます。(内部設定の変更必要
)6) Call Screen Managerソフトを使用する場合P3 DSUB9とコンピューターの
RS-232Cを
接続します。
7) 内部ロータリースイッチでハイブリッドが1台(デフォルト)か2台かをセットします。
0>>1台、 6>>2台
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