ラジオ大阪様 ラジオ局向けマスター時計システムを更新

大阪・港区に本社を構え、近畿広域圏をエリアとするAMラジオ局の株式会社ラジオ大阪様。このたび、時計システム更新に際し、弊社のラジオ局向けマスター時計システムをご導入いただきました。
ご選定の経緯や、実際の運用感について、技術ご担当の出羽 盛彦様にお話を伺いました。

 

 

| ラジオ大阪 

大阪市港区に本社を置くAMラジオ局。1958年の開局以来、2023年には開局65周年を迎え、「ラジオ大阪 もう、好きにやります。」を合言葉に、地域に愛され、社会に役立つ放送局を目指している。

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お話を聞いた方:

出羽 盛彦様
マネジメント本部システム部

 


1.同等の機能、見積もりは他社の半額以下!だから納得して選べた 


───2024年に時計システムを更新いただきましたが、どのような背景だったのでしょうか?

出羽さん:以前使用していたアナログ電話回線を利用して時刻配信を行う「テレホンJJY」サービスが終了したため、時計校正部分をリニューアルしなくてはいけませんでした。

また、2009年に時計システムを導入してから15年の節目を迎えるのでリプレイスを考えないといけない時期に差し掛かっていました。

 

───更新はどのように検討を進めていきましたか?

出羽さん:まずは既存システムを導入した会社に相談しましたが、見積もりが高額だったこと、費用対効果に納得しにくかったことから、他社製品も検討することにしました。

信頼性を大前提に、初期費用と維持費用のトータルコストを重視しました。更新前の時計システムに特段不安があったわけではないので、同等の性能を持つ製品を条件に探しました。

また、施工を自社でさせてくれるかどうかも重要なポイントでした。

 

───弊社の時計システムにした決め手を教えてください

出羽さん:価格が既存システムの会社の見積もりに比べて半額以下だった点が大きかったです。それでいて、必要な機能はすべて備えていたことが決め手になりました。

 

───設備更新は安いものではないと思いますが、弊社時計システムの価格はどのように捉えていましたか?

出羽さん:SCAさんの時計システムは価格が非常にリーズナブルであると感じています。

単に安いだけでなく、信頼性が確保された上でのコストパフォーマンスの良さが魅力的でした。

今回は自分たちで設置を行いましたが、機器だけの販売にも対応していただけたので、工事費を抑えることができたのもありがたかったです。

他社では施工込みでないと対応できないケースも多い中、こちらの要望に応えてもらえたことがありがたかったです。

 

 


2.導入はたった半日!現在も安定稼働中


───実際に使ってみていかがですか?

出羽さん:導入後は問題なく安定稼働しており、大きなトラブルもありません。

最近はソフトウェアアップデートが必要になりましたが、そちらも対応していただいたので安心して使えています。

 

───新しいシステムの導入時にはどのくらいの時間がかかりましたか?

出羽さん:導入作業はなんと半日で完了しました!組み立てキットになっていたので、はんだ付けも不要でした。もともと持っていたラックと、子時計も生かして自分たちで設置工事をしました。

工事を依頼していた場合、もっと時間とコストがかかっていたと思います。

 

 


3.“放置できる安心感” ラジオ局のための時計システム


───どのような局におすすめしたいですか?

出羽さん:今は、ラジオ局向けの時計システムって選択肢が少なくなってきていますよね。既存システムの企業では、以前はラジオ用のグレードがあったんですが、最近はテレビ局用の高スペックな製品だけになっていて、どうしても価格も高くなりがちです。

その点、今回のシステムは「テレビ局用の高機能までは必要ないけど、信頼性は欲しい」というラジオ局にちょうど良い選択肢になると思います。

珍しいかもしれませんが施工を自社で行いたい局や、費用面で悩まれている局にもおすすめできます。

 

───弊社時計システムのお気に入りのポイントはどこですか?

出羽さん:何もしなくても安定して動作してくれるので、シンプルに「放置できる」点が気に入っています。

 

更新後のマスター時計ラック

 


4.アナログからIPへ——段階的な移行を視野に


───今後の展望をおしえてください!

出羽さん:アナログの放送設備が多く残っているので、今後は段階的にIPベースのシステムへと移行していきたいと考えています。アナログ機器は高価なので、減らしていきたいというゴールがあります。

 


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